挽きたての珈琲で至福の時を

挽きたての珈琲で至福の時をっていう登り旗が立った珈琲豆をその場で挽いてくれる珈琲豆専門のお店が近所にできたんです。で、そこの店主らしき人がもろに私好みのちょ~イケメンだったんです。これはもう通いつめて仲良くなってゆくゆくはお付き合いにまで発展できたらいいなって思って、吸い込まれるように店内へと入った私。

いらっしゃいませ、どういった味がお好みですか?って聞かれても暫くは彼の顔に姿にボ~っとしている私。はっと我に返り、えっ?好み?何の?あっ珈琲のねと頭ん中で思っているのと同時にある事に気が付いちゃったっていうよりは絶望的な事を思い出したんです。その絶望的な事とは一体なんだど思いますか?そうです。実は私、珈琲が飲めないんです。

全くっていうわけじゃないけどミルクたっぷり砂糖たっぷり、これってコーヒー牛乳?みたいなのが精一杯なんです。だからどういった味が好みとかのレベルじゃないんです。でもどうしても彼とお近付きになりたい私は、あっ、とりあえずお勧めのを100gお願いします。って自分の中の最上級の笑顔でいいました。そして彼がブレンドしてくれて珈琲豆を挽いてくれている間、うっとり彼を見つめていました。ありがとうございます。

お会計1,200円になります。っていわれ、再び我に返った私。えっ1,200円?結構お高いのね。珈琲豆って思いながらお会計を済ませ、お店を出ようとしたらすれ違いざまに入ってきた女性が、ねぇあなた、今日はお店に入るの午後からでいい?ってえっ、あなた?あなたって事は彼は既婚者だったの?この方は奥様?一瞬で失恋した私。挽きたての珈琲で至福の時ではなく最悪の時を過ごしてしまいました。