内申点について

受験生の在学時における生活態度や学習活動の様子について、その学校の教員が記載した文書を調査書(内申書)といいます。この内容を点数化(内申点)し、入試における合否判定の評価対象のひとつとするのが高校入試における特徴のひとつとも言えるでしょう。
内申点はほとんどの高校受験において必要で、その内容をどの程度重視するかはそれぞれの学校によって異なります。受験生は在学の中学校から、必修5教科と選択4教科に関して評価、評定されるほか、部活動や課外活動といった特別活動の記録や学校そのものの出欠席の記録、さらに学校生活全般に対する総合所見などを記載された文書を作成され、それが実際に受験する高等学校に提出され、評価の材料として使用されているわけです。

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なお、内申書の様式と記載項目は都道府県によってほぼ規格化されており、評価対象となる期間や総合所見における文書の記載方法までもが統一されており、生徒や保護者が思うほど自由度の高い内容でもなく、規定によって数値化された内容の記載といっても良いものであり、一部で言われるほど担当教員の意図が介在する要素なども、実際には極めて少ないというのが一般的な見方です。



なお、かつては内申点となる教科ごとの評価に関しては相対評価が用いられていたため、各教科の各評価を受ける生徒数が決まっていました。その後絶対評価制度が採用されたため、今度は学校ごとに各評価を受ける生徒数に大きなばらつきが生じてしまい、その学校の生徒に対する評価基準を単純に比較できないにも関わらず、入学試験を実施する高等学校では数値化された評価内容で、評価基準の異なる生徒同士に合否判定をしなければならないという矛盾を抱える結果となったのです。

横浜市立戸塚高等学校定時制

こうした動きを受けたこともあってか、多くの高等学校が、内申点に対する評価比重そのものを下げる傾向が、近年多く見られるようになってきました。受験生にとっては当日の試験の出来不出来のみでの判定を忌避する傾向も根強い一方で、中学校生活の3年間を、受験での判断材料を気にしながら送る息苦しさが問題視されるなど、概ね内申点への偏重は失われていく傾向にあります。
しかし、多くの受験生が当落線上となる高校受験において、当日の試験が同じ当落線上の点数で合った場合、その合否を決定づけることとなるのが内申点であるならば、どんなにその重要度が下がっているとしても、決して軽視することはできないというものでしょう。